Ribes rubrum セイヨウスグリ Redcurrant

入梅(にゅうばい)、暦の上では梅雨入りの日ですね。実際の梅雨入りの日とは違いますが、この時期にとれる鰯は脂がのって美味しいとされています。(入梅鰯)

さて、本日は我が家の庭でルビーのように輝き、一際赤くて透明感のあるフサスグリ(房酸塊)のご紹介です。スグリ科 スグリ属  落葉低木のフサスグリは、西ヨーロッパ原産で赤色の果実(レッドカラント、赤スグリ)、白色の果実(白スグリ)と呼ばれています。ドイツではJohannisbeeren(ヨハニスベーレン)と呼ばれ、ブラックベリーとともに夏のマルクトではお馴染みの顔ぶれです。また、家庭でもよく植えられたりしていますが、昨年は、ドイツのクラインガルテンの視察で訪問したドイツ人の庭でも、収穫したJohannisbeerenをいただきました。酸味が強く少しの渋みが野性的ですが、私は生のままで庭先でパクリ。ケーキのデコレーションやパウンドケーキ、マフィンに混ぜて焼くのもおすすめです。ドイツでもジャムやシロップにすることが多く、中にある種が口に残るので気になる方は裏ごししてジャムにされるといいですよ。学名のRibesは酸味を意味することから、果実の酸味に由来しますが納得。花言葉は、「目新しい」「新しい経験」「珍しさ」「予想」。