Paeonia lactiflora 芍薬

 本日は、庭で固く蕾だった芍薬が全て満開になりましたのでご紹介したいと思います。芍薬はボタン化の多年草 アジア大陸北東部原産で、品種も多く「一重咲き」「八重咲き」「翁咲き」などがあります。ボタンとよく似ていますが、ボタンは樹木ですが芍薬は草本で冬は枯れてしまい休眠するところが大きな両者の違いです。江戸時代に「茶花」として鑑賞されるようになり、武士の素養として、園芸でも育てられた芍薬は「肥後六花」のひとつでもあります。「肥後六花」とは肥後菊・肥後朝顔・肥後椿・肥後芍薬・肥後山茶花・肥後花菖蒲が武士のたしなみとして細川家8代重賢の時に始められたそうです。「肥後六花」の共通する特徴は、花形が一重一文字咲き。写真の芍薬は翁咲きの「ハニーゴールド」。花言葉は、「はにかみ」「恥じらい」「威厳」「清浄」。