Parthenocissus tricuspidata 蔦(ツタ)

 本日は、建物や塀に趣を醸し出す「蔦」のご紹介。日本で自生する「蔦」は大きく分けて夏蔦、冬蔦(木蔦)がありますが、写真は新緑の美しい「夏蔦」です。ブドウ科のツタ属、つる性の落葉性木本。特徴は常緑の冬蔦(木蔦)に比べ秋には息を吞むほど美しく紅葉し落葉することです。巻きひげには吸盤があり、壁面に巻きひげを伸ばし吸盤を付着させ登はんします。名前の由来は、樹木や壁を伝うことから「伝」の意味から「ツタ」となったそうです。日本でも古くから着物や家紋などにモチーフや、歌にも使用されているなじみの深い植物ですね。花言葉は「永遠の愛」。
英名のIvy(アイビー)はキズタ類をさすことが多い。